さそりのしっぽ

すすめ、なまけモノ

子連れでGO★

子連れになったらライブや観劇はむりなんだろうな。と思っていたんだけど、さいきんそうでもないらしい。

 

「子連れ歓迎」ファンつなぎ止め ジャズクラブ、映画館、歌舞伎座など

http://www.sankeibiz.jp/business/news/130625/bsd1306250801008-n1.htm

→ジャズクラブなど、通常は「お子さまお断り」の施設で、親子が一緒に楽しめるイベントが増えている。

「行きたくても子供を家に置いていけない」といった親の要望に応えることでファン離れを防ぐのが狙いとのこと。

 

我が家のいきつけのハンバーガーショップが、最近子連れNGになってしまった。

家族連れは姿を消したけれども、店自体はかえって繁盛している。それまであまり見かけなかったカップル客が増えたのだ。

それを見て、子連れオッケーというのは家族連れにはありがたいけど、それ以外の層にはもしかしてうっとおしかったのかな…と感じた。

 

飲食店に限らず、大人が楽しむ場所で終日子どもオッケーとするのは厳しい。

売り上げ的にも、モラル的にも。

子どもが学校や習い事という子どもだけのコミュニティに閉じ込められているから、子どもが身近にいない大人たちは、自分とちがう生き物と子どもをみなしているように見える。

 

 

だからといって大人の娯楽から子どもを完全にシャットアウトしてしまうのはちょっとちがう。

 

 

そんなことをしては「子どもが生まれたら私たちの楽しみがすべて奪われるのか」と思って子どもを産むのをためらってしまう人が増えるんじゃないのか。

なにより、子どもが社会を知っていく糸口が閉ざされてしまう。それが嫌だ。

 

学校の先生から習うような真面目なことだけ子どもは学んでいればいいとは、全く思わない。

チャラいことも、いかがわしいことも、汚い考え方も、社会に存在することはできるだけ全部知っておいたほうがいい。

社会にはじめて出たときにつぶされないで生きるために。

むしろ社会を手玉に取って、自分の道を切り拓いていくために。

 

だからこそ、時間を区切って「子ども連れ歓迎アワー」をつくるのは必要なことだ。大人だけでなく、子どもにとっても。