さそりのしっぽ

すすめ、なまけモノ

表現はたのしい

昨日、文章表現のワークショップに行ってきた。
講師は山田ズーニーさんというコミュニケーションインストラクター。
TVで「言葉の産婆」と紹介されたこともある(らしい)。

この人の文章に何度も救われてきた。
大学院、社会人と、人生に行き詰まるたびに、読んで、考え、現実に戻る勇気を得た。

熱い授業だった。
「心の根底にある想いを言葉で解き放つことができれば、人は自由にそして幸せになれる。」
そんな信念がどっしりあって、そこから様々なワークがくりだされてゆく。

うまく伝えられなくても自分の内面を表現しようとする勇気こそがすばらしい、と講師が本気で信じていた。
だからこそ、受講生の誰もが、ペアの人や班で一緒になった人の言葉に敬意をもって、耳をかたむけた。
話し手の顔はもちろん、皆自分を自由に表現していいという喜びに輝いていた。

◎あなたがちょっと得意なこと、わりとうまくできることは何ですか?
◎あなたがいまおかれている状況でどうしても「やらなければならない」「やるべきこと」は何ですか?
◎いまから未来にむけて、あなたが心からやりたいことは何ですか?

こういう細かい問いを重ねて自分の思考を掘り下げていくと、根底にある考えにコツンとあたった。
「私の主は、私。」
それが私の根本だった。
集団があれば、序列がある。でも、思想だけは対等だ。
何人たりとも、神様であろうと、人の思想を支配したり強制したりする資格はない。

これを、子どもに伝えたい。
自分の想いを、知れ。そしてそれに胸をはれ、と。

気づいて発信できたら、ちょっとこれからの軸が見えてきた。